DBR77 Digital Twin

レイアウト、モノの流れ、生産能力の判断を、自社工場のデジタルツインで検証する

DBR77 Digital Twinは工場を3Dで再現し、プロセスのばらつきを含めて生産を時間軸でシミュレーションします。機械を1台動かす前に、また投資を決裁する前に、モデルのコピー上でバリアントを比較できます。

  • ブラウザで動作します
  • お客様のデータをAIの学習に使いません
  • すべての判断をお客様のチームが承認します
ショールーム用に準備した、ロボット、射出成形機、ラックのある生産シーン

課題

レイアウトや投資の判断は、今も図面とスプレッドシートに頼っています

DBR77 Digital Twinは、プロセスのばらつきを含めてモノの流れを時間軸で再現します。そのため、実行に移す前に判断を検証できます。

  • 図面でわかるのはモノの位置まで

    シフト中に部品、人、フォークリフトがレイアウトの中をどう動くかは、図面からはわかりません。

  • スプレッドシートが足し合わせるのは平均値

    待ち、ブロッキング、段取り替え、故障は平均値に埋もれてしまい、本当のボトルネックは見えないままです。

  • モデルがなければ、工場そのものが実験場になる

    レイアウトや投資の誤りは、変更したあとに、生産量の減少や手直しとなって初めて表れます。

進め方

レイアウトから検証済みの判断まで、6つのステップ

今あるデータから始めます。最初のモデルなら、時間は公称値でも十分です。モデルと現場の差から、どこを見るべきかがわかります。

  1. 対象範囲とレイアウト

    対象エリアと判断する内容を決めます。工場レイアウトは、CADやPDFから書き出した画像として取り込みます。

    Studio 3Dの上面カメラで見た工場レイアウト。部門、機械、ラックが表示されている
  2. 3Dモデル

    Studio 3Dで、モデルライブラリから機械、ロボット、ラック、車両、作業者を配置します。

    Build ModeのStudio 3D。工場レイアウト上に部門、機械、ロボット、ラック、作業者が配置されている
  3. プロセス

    工程順序、ステーション、バッファ、作業者、車両を設定して、モノの流れを記述します。

    Factory Simの実行の可視化:工程、作業者、工程の稼働率、イベント一覧を表示した2D平面図
  4. 時間とデータ

    サイクルタイム、段取り時間、修理時間を、手入力、Excelテンプレート、またはDBR77 IRISから入力します。

    Factory SimのData importタブ。Excelテンプレートのダウンロードとファイルのアップロード欄
  5. ベースモデル

    現状をシミュレーションし、現場の実績と比較します。その差から、本当のボトルネックがわかります。

    Animation ModeのStudio 3D。生産レイアウトの上にステーションパネルが開いている
  6. バリアントと判断

    変更ごとにベースモデルのコピー上で検証し、OEE、スループット、リードタイム、人員を比較します。

    Factory SimのAnalysisタブ。OEE、時間稼働率、性能稼働率、良品率、スループット、WIP、ボトルネック、TOCの改善提案

成果

DBR77 Digital Twinプロジェクトの成果

公開されているDBR77の事例から引用した数値です。いずれも1つの工場、1つの意思決定に基づいています。

+6%

直線型レイアウトと比べた、選定レイアウトの1日あたり生産量

生産ラインの設計

最大60%

倉庫での材料ピッキング時間を短縮

倉庫からの材料ピッキング

−14%

レイアウト変更後の部門コスト。運転資本も30万PLN削減

レイアウト最適化

1週間

新しい生産ラインの3つのレイアウト案を比較するのにかかった期間

生産ラインの設計

導入事例

製造業の企業によるデジタルツインの活用例

DBR77 Digital Twinでモデル化した生産ライン。機械、作業者、バッファが配置されている

自動車用ランプメーカー(ポーランド南部)

生産ライン設計:1日の生産量が6%増加

+6% 直線型レイアウトと比べた1日の生産量

DBR77 Digital Twinでモデル化した自動化エリア。ロボットセル、ガントリー、作業者が配置されている

家電向けプラスチック射出成形(ポーランド中部)

自動化コンセプト:ボトルネック工程への自律搬送車の導入

100%以上 ボトルネック工程での効率向上

DBR77 Digital TwinのLayout Modeで表示した工場レイアウト。エリアが色分けされ、機械と作業者が配置されている

木製家具メーカー

レイアウト最適化:部門コストを14%削減

14% 部門コストの削減

製品

実際に使う機能

DBR77 Digital Twinの実際の画面です。各画面から、その製品ページに移動できます。

Studio 3Dで作る工場の3Dモデル

ブラウザ上で工場の3Dモデルを作成します。機械、ロボット、コンベヤ、ラック、車両、作業者をレイアウト上に配置し、現場で何かを動かす前にチームでモデルを確認できます。

データと連携

手元にあるデータから始められます。スプレッドシートのテンプレートに記入するか手作業で入力し、DBR77 IRISを使っている場合はそこから取り込みます。工場に変更があったときは、IRISからモデルを更新します。

VRレビュー

VRヘッドセットで3Dモデルを1:1スケールで確認します。計画中のレイアウトを実際に作る前に、チームがその中に立って見ることができます。

データ

今あるデータで使えます

レイアウトと工程のデータからモデルを作り、過去の実績と照らし合わせて確認します。そのうえで、判断の精度が上がる部分にDBR77 IRISとDBR77 IIoTのデータを加えます。

自社のファイル

CADやPDFから画像として書き出したレイアウトと、手入力またはExcel・CSVファイルでアップロードしたサイクルタイムと工程順序。

レイアウト画像サイクルタイム工程順序Excel/CSV

DBR77 IRIS

MESの製造オーダーと工程の履歴、シフトカレンダー。シミュレーションを実際の生産計画で動かせます。

MESの製造オーダー工程の履歴停止イベントシフトカレンダー
DBR77 IRISへ

DBR77 IIoT

DBR77 IIoTは、サイクルタイム、停止、設備の状態を監視します。モデルを日常的に使うようになったときの次の段階です。デジタルツイン自体は、PLCやロボットに接続しません。

サイクルタイム停止設備の状態
DBR77 IIoTへ

人による承認

モデルとレポートは分析を支えるものです。判断を下して承認するのは、お客様のチームです。

次のステップ

今あるデータを整理し、手入力から履歴データ、ライブデータへと進める道筋を計画します。

デジタルツインを使う理由

時間とともに変わる流れを、プロセスのばらつきを含めて見る

図面やスプレッドシートにデジタルツインが何を加えるかを、2つの比較で説明します。

2D CADと3Dデジタルツイン

図面はモノがどこにあるかを示します。デジタルツインは、そのレイアウトの中で部品、人、車両がシフト中にどう動くかを示します。

決定論的シミュレーションと確率的シミュレーション

平均値では、待ち、ブロッキング、故障が見えません。Factory Simは時間の分布と故障を扱うため、結果には現場で実際に生じるばらつきが表れます。

適用分野

モノと人が空間を移動するところなら、どこでも

プロジェクトの多くは生産と構内物流です。同じモデルは、新しい建屋、プレセールス、サービス業、教育・研修にも使えます。

  • 生産

    ライン、ステーション、バッファ、人、機械を、1シフト全体の流れの中で検証します。

    レイアウト · ラインバランシング · 仕掛品(WIP)

  • 物流

    倉庫と構内搬送では、モノの流れで生産量が決まります。

    搬送経路 · ピッキング · フォークリフトとAGV

  • 不動産・ファシリティ

    新しい建屋や増設では、スペース、動線、移設の順序を早い段階で確認する必要があります。

    設備投資(CAPEX) · 増設 · VR

  • サプライヤー・インテグレーター

    機械、ロボット、自動化設備を3Dで紹介するプレゼンテーションやショールームに使えます。

    ショールーム · プレセールス · Marketplace

  • サービス・オペレーション

    人と作業が空間を移動し、リソースに限りがある現場全般に使えます。

    待ち行列 · 人員配置 · シフト

  • 教育

    新入社員の教育や変更の準備に、工場の3Dモデルを使います。

    研修 · 安全 · VR

役割別

意思決定者ごとにデジタルツインが示すもの

同じモデルでも、製造、エンジニアリング、物流、財務では問いが異なります。役割を選ぶと、よくある課題とデジタルツインが示す内容を確認できます。

信頼

セキュリティは基盤であり、オプションではありません。

長期的なデジタルツインは意思決定システムになります。セキュリティ、ガバナンス、データ境界は初日から設計に組み込まれなければなりません。

エンタープライズグレードの姿勢

アイデンティティ、アクセス、暗号化、監査可能性の強固なデフォルト。

データ所在地オプション

必要なリージョンにデータを保持し、規制コンプライアンスを維持します。

人間の承認レイヤー

AIが分析を支援し、リーダーシップが決定の最終的な責任を保持します。

ナレッジベース

生産技術・工場管理・財務の担当者向け記事

レイアウト、生産能力、設備投資の判断にシミュレーションとデジタルツインをどう使うかを、DBR77のプロジェクト事例をもとに解説します。

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シミュレーション、レイアウト、投資判断、デジタルツイン導入に関する記事です。

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